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囲碁センター「日・キューバ友好館」完成式典
ハバナ、2009年4月17日

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在キューバ日本国大使館は、この度草の根文化無償資金協力の一環として、「囲碁センター『日・キューバ友好館』整備計画」の完成式典を行いました。
この計画では、スポーツ複合施設「エドゥワルド・サボリ」内の一部を改装し、囲碁センター「日・キューバ友好館」とするため、スポーツ体育レクリエーション庁プラジャ区支部に対し、89,995ドルが供与されました。この供与金は、建築資材、衛生・電気設備、照明、机、椅子、碁盤及び空調設備の購入に充てられました。
囲碁センター(スポーツ複合施設「エドゥワルド・サボリ」住所:プラジャ区ミラマール地区5番大通り及び146番)において4月15日に行われた完成式典で西林万寿夫駐キューバ特命全権大使は挨拶を行い、その中でこのセンターが「日本とキューバの友好関係のさらなる発展、及びキューバにおけるこの素晴らしい知的ゲームである囲碁の普及に貢献し、両国の交流の場となること」を期待していると述べました。
式典には、大使館員のほか、ラモン・リポール外国貿易・外国投資省次官、アルベルト・ブランコ外務省アジア太平洋局長、ホセ・イラリオ・デ・ラ・ロサ人民権力ハバナ特別市議会副議長及びキューバ政府関係者、そしてこの文化事業の成功に寄与したスポーツ体育レクリエーション庁(INDER)ハバナ特別市支部及びプラジャ区支部関係者が出席しました。
デ・ラ・ロサ氏副議長は、「このプロジェクトは日本国民及び政府による多くの高貴な行いの1つであり、このセンターがキューバと日本の交流に間違いなく貢献すると同時に囲碁の世界大会において優勝できるキューバのアマチュア選手の輩出を可能とすることを期待しています。」と話しました。

会場では、完成式典に先立ち、格闘技のデモンストレーション及び児童によるダンスの発表が行われました。これらの文化イベントは、INDERプラジャ区支部の幅広い文化・スポーツ活動を表すものとなりました。最後に、囲碁協会の会員たちが囲碁の試合を行い、大使館員もそれに加わりました。

囲碁は世界で最も古いボード・ゲームであると言われています。中国で4,000年前に起こったと考えられており、日本でその全盛期を迎えたとされています。日本には紀元前783年に伝播され、当初は宮廷人の間のみに広まりましたが、その後仏教僧、神道聖職者及び武士の間にも広がっていきました。現在、日本は囲碁の世界でトップを走っており、700万人の競技人口を誇っています。囲碁は室内競技の1つで、2名が一方は黒、もう一方は白の碁石を交互に盤上に置いていくというもので、相手よりもより広い陣地を占領した方が勝者となります。
在キューバ日本国大使館
広報・文化班
Tel. 204-3355 Fax. 204-8902
