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経済協力

サンティアゴ・デ・クーバ市農業共同生産基礎組織強化計画

2011年05月19日



在キューバ日本国大使館は,5月19日,「草の根・人間の安全保障無償資金協力」の一環として実施した「サンティアゴ・デ・クーバ市農業共同生産基礎組織強化計画」の完成式典を行いました。




本計画にて灌漑システムが整備された農場には,日本の協力を示すODAマークが描かれた記念石碑が設置されています。







本計画では,サンティアゴ・デ・クーバ県サンティアゴ・デ・クーバ市にある3つの農業共同生産基礎組織(UBPC)が所有する5つの農場に灌漑システムを設置し,搾乳所の改修を行い,飲料水供給システムの改善を行いました。これにより,地域住民への牛乳の安定供給が可能となり,飲料水へのアクセスが改善されることで安定的生活が確保されます。本計画は,ドイツに本部を置く国際NGO・ドイツ農業運動に対し,60,900ユーロを供与して実施されました。




農業共同生産基礎組織(UBPC)の農場に設置された灌漑システム








また,本式典へは,サンティアゴ・デ・クーバ県人民権力議会,農業共同生産基礎組織(UBPC),ドイツ農業運動等の関係者が出席し,ルイス・マソ農業共同生産基礎組織(UBPC)「ラ・エストレージャ」組合長が我が国の協力に対しての謝辞を述べました。




本式典では,地域児童による歓迎の踊りが披露されました。








当館からは,西林万寿夫駐キューバ特命全権大使が挨拶を行い,「地域住民への牛乳の安定供給が可能となり,生活が向上することを喜ばしく思います。関係者がしっかりと設備の保守・管理を行い,今回の設備が末永く活用されるよう期待します。」と述べました。日本はキューバにおいて1998年から計70件の「草の根・人間の安全保障無償資金協力」を実施しています。




灌漑システムの止水栓を開く西林万寿夫駐キューバ特命全権大使









在キューバ日本国大使館
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