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「ハバナ市マリアナオ区給食センター改善計画」完成式典

2009年5月29日

在キューバ日本国大使館は、この度「草の根・人間の安全保障無償資金協力」の一環として実施した「ハバナ市マリアナオ区給食センター改善計画」の完成式典を行いました。

この計画はハバナ市マリアナオ区給食センターの厨房・調理機材の整備と保冷室の改修を目的としており、スペインに本部を置く国際NGO、ナバラ未来連合に60,219ユーロを供与し実施されたものです。供与資金はフライヤーやフードプロセッサー等の調理機材、給食を保温する機材及び運搬する台車の購入並びに食材を保管する保冷設備の改修工事に充てられました。

同センターはマリアナオ区内の小学校22校、中学校3校、特殊学校3校及び幼稚園2園に毎日給食を供給するセンターとして当国国内最大規模を誇り、当国内のモデルセンターともなっていました。しかし調理器具や保冷庫の老朽化が激しく機材不足のため稼働率が低下し、且つ調理出来る料理が限定されていたため、成長期に最低限必要とされる量と栄養バランスのとれた食事を十分に供給することが出来ない状況にあったことから、当計画が実施されました。

5月29日に同センターで行われた完成式典で西林万寿夫駐キューバ特命全権大使は挨拶を行い、その中で「在キューバ日本国大使館は1998年より50件以上もの草の根・人間の安全保障無償資金協力をキューバにおいて実施しております。特に今年は日・キューバ外交関係樹立80周年にあたる年であり、この記念すべき年に本給食センター改善計画完成式を執り行えたことを光栄に思います。」と述べました。

キューバ政府側からはラケル・クエバ・マリアナオ区国際協力専門官が謝辞として「給食センターが改善されたお陰で、当センターを利用する11,000名の児童等が栄養のある、温かい給食を食べる事が出来るようになりました。またフライヤーを導入した事によって料理の種類が広がり子ども達が大変喜んでいます。」と挨拶されました。

式典には大使館員のほか、ラモン・リポール外国貿易・外国投資省次官、レグラ・シルバ初等教育局長及びキューバ政府関係者、そして本計画の成功に寄与したマリアナオ区教育局関係者が出席し、同センターで調理される給食を食べているマリアナオ区の児童が披露した詩の朗読及び歌唱を鑑賞しました。



在キューバ日本国大使館
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