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「ハバナ市歴史事務所プラネタリウム機材整備計画」完成式典

2009年12月28日



12月21日、「文化無償資金協力」の一環として実施された「ハバナ市歴史事務所プラネタリウム機材整備計画」の完成式典が行われました。


この計画はビエハ広場にある科学技術文化センターに対するプラネタリウム機材供与を目的としており、同センターを管理するハバナ市歴史事務所に対し、日本国政府より約50万ドルを供与し実施されたものです。 なお、日本は、キューバにおいて、1999年より、本件のような文化無償資金協力を9件実施してきています。





12月21日に科学技術センターで行われた完成式典で西林万寿夫大使は挨拶を行い、その中で「本年は日本とキューバが国交を樹立して80周年の記念すべき年に当たりますが、この記念すべき年に、そして80年前に暫定通商取極が署名された今日12月21日に、このプロジェクトの完成を祝える事は意義深いものです。本センターが、天文学や科学技術に関心を有する学生を含めたキューバ国民一般が知識を深めることに貢献すると同時に、本センターが日本とキューバの友好関係の象徴の1つとして末永く有効に利用されることを期待します。」と述べました。



キューバ側からはエウセビオ・レアル・ハバナ市歴史事務所長が「地球温暖化の影響を最も深刻に受ける島国同士のキューバと日本は、自然の保護及び自然への敬意を喚起するこのプラネタリウムの建設に向け力を合わせ、本日完成式を迎えることとなりました。キューバ・日本外交関係樹立80周年にあたる本年に本センターが完成したことに大変満足しています。日本はこれまでも様々なプロジェクトを実施してきましたが、今後もその寛大な協力により新たなプロジェクトを計画していくことが可能となることに期待しています。」と挨拶されました。




なお、同完成式には、リカルド・カブリサス閣僚評議会副議長、オメロ・アコスタ国家評議会書記、ホセ・ミジャール科学技術環境相、マヌエル・マレロ観光相、フィデル・カストロ国家評議会科学技術顧問、フアン・コンティーノ人民権力ハバナ特別市議会議長(注:都知事に相当)、エウセビオ・レアル・ハバナ市歴史事務所長など多くのキューバ側要人が出席しました。また、多くのハバナ市民もビエハ広場に集まり、完成式典は盛大に行われました。その後、出席者は科学技術センター内でビッグ・バンの再現を視察してから、プラネタリウムを楽しみ、完成式典が終了しました。



明年1月初めには日本初の宇宙飛行士である毛利衛氏が当地に来られ、この完成したばかりのプラネタリウムを訪問されると共に、ハバナで2回講演をされる事が予定されています。





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