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「オルギン県自然災害被災教育施設復興支援計画」 完成式典
2010年11月12日

在キューバ日本国大使館は、11月11日,「草の根・人間の安全保障無償資金協力」の一環として実施した「オルギン県自然災害被災教育施設復興支援計画」の完成式典を行いました。

本案件の対象教育施設の1つ,フランシスコ・ビセンテ・アギレラ小学校で完成式典が行われました
この計画は2008年9月上旬に到来したハリケーン・アイクにより大きな被害を受けたオルギン県ヒバラ市及びアンティージャ市にある18の教育施設の復興工事の実施を目的としており、スペインに本部を置く国際NGO、ナバラ新未来連合に58,586ユーロを供与し実施されたものです。供与資金は屋根の改修に必要な資材の購入に充てられました。
ハリケーン・アイクによりオルギン県は1,589校ある教育施設のうち94校が屋根、戸、窓などが飛ばされるなどの被害を受けました。ヒバラ市及びアンティージャ市はオルギン県の中心地から離れていることもあり復興支援の手が行き届いておらず、本計画が実施されました。
本案件の対象教育施設の1つ,ヒバラ市のフランシスコ・ビセンテ・アギレラ小学校で行われた完成式典では,キューバ側からエリザベス・ガルシア外国貿易・外国投資省オルギン県事務所長、オスカル・ルゴ・オルギン県人民権力議会国際局長らから日本の協力に対する謝辞があり,NGO側からはイレアナ・ガルシア・ローカル・コーディネーターが挨拶を行いました。

日本の協力を示したODAマークの入ったプレートの下で記念撮影
そして日本側から中村一博公使が挨拶を行い、その中で「ハリケーンで壊れた18教育施設の屋根が改修され,約4,000人の児童の教育環境が改善することを心より希望するとともに、関係者各位がしっかり供与品の保守・管理を行い、末永く活用されるものと期待します」と述べました。当日の完成式典では、児童による歌や踊りの披露がなされ、多くの父母や地域住民も集まり、学校の修復を喜びあいました。
在キューバ日本国大使館
経済協力班
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