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「ラス・トゥナス県農業共同生産基礎組織施設 復興支援計画」完成式典
2011年02月22日

在キューバ日本国大使館は、2月22日,「草の根・人間の安全保障無償資金協力」の一環として実施した「ラス・トゥナス県農業共同生産基礎組織施設復興支援計画」の完成式典を行いました。

本案件で修復された農業共同生産基礎組織(UBPC)「リゴベルト・バティスタ・チャットマン」の家畜舎の屋根。
この計画によって,2008年9月上旬に到来したハリケーン・アイクにより大きな被害を受けたラス・トゥナス県ヘスス・メネンデス市の5農業共同生産基礎組織(UBPC)を対象に,ハリケーン被害を受けた搾乳所,家畜舎の屋根の修復,水汲み上げ用風車の設置工事及びハリケーン対策に関する知識・技能習得のためのマニュアル作成,講習会の実施が行われました。このプロジェクトは,国際NGO・Oxfamに69,923ユーロを供与し実施されたものです。
当日は,本案件の対象となった農業共同生産基礎組織の1つ,「リゴベルト・バティスタ・チャットマン」で完成式典が行われました。キューバ側からアンドレス・ロドリゲス・キューバ畜産協会ラス・トゥナス県事務所長,マリア・ポソ「リゴベルト・バティスタ・チャットマン」組合長から日本の協力に対する謝辞がありました。

完成式典では,「リゴベルト・バティスタ・チャットマン」組合員による詩朗読と歌が披露されました。
そして日本側から西林万寿夫駐キューバ特命全権大使が挨拶を行い,その中で「本プロジェクトにより牛乳の生産性が上がり,さらには組合員の生活の質の向上のみならず,対象組合の生産した高品質の牛乳へのアクセスが向上することにより地域住民が裨益することを願います。また,ハリケーン対策に関するマニュアルの作成により,今後のハリケーン被害を最小限に押さえることを期待します」と述べました。日本はキューバにおいて1998年から60件以上の「草の根・人間の安全保障無償資金協力」を実施しています。本案件はラス・トゥナス県における初めての記念すべきプロジェクトです。
在キューバ日本国大使館
経済協力班
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