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経済協力

「ハバナ市歴史地区消防車両整備計画」贈与契約署名式

2012年3月30日



● 3月29日,草の根・人間の安全保障無償資金協力案件である,「ハバナ市歴史地区消防車整備計画」の贈与契約署名を行いました。署名者は近藤猛臨時代理大使及びエウセビオ・レアル・ハバナ歴史事務所長です。

● 本件プロジェクトは,ハバナ市歴史事務所を通じて,同地区を管轄する第一消防署に対して,日本製の消防車4台(中古)を整備するものです(供与車両リスト別添)。ハバナ市ビエハ区は,文化的・歴史的な価値の高い建築物や価値の高い文化財が多数存在するユネスコ世界遺産であると同時に,多くの人々の生活の場であり,老朽化した建物が多く,道幅が狭いため,火災が発生した場合の消火作業が困難となっています。化学消防車を含む今回の小型の消防車の供与は,このような環境下での同歴史地区の消防能力強化を目的とするものであり,これにより同歴史地区が有する重要な文化財及び市民の生活,そして同地区を訪れる観光客の安全の向上が期待されます。

●同様に,2008年には,ハバナ市公共サービス局を通じて,ハバナ市歴史地区に対してゴミ収集車6台が寄贈されました。

●日本はキューバにおいて、1998年から70件以上の草の根償資金協力を行っており,本件を含め,本年は新たに7件(総額約720,000ドル)が承認されました。

●草の根・人間の安全保障無償資金協力はその名が示すとおり,地域に密着し,そのコミュニティや地域の開発上の様々なニーズに,迅速かつきめ細かに対応できるように創設されたスキームです。日本国政府はこれらのプロジェクトを通じて,裨益者一人一人の生活の向上を通じた地域の発展が達成されることを期待します。




                                                                              化学消防車(1台)

                                                                              ポンプ車(2台)

                                                              ポンプ部分が取り外し可能なポンプ積載車(1台)





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