経済協力
草の根・人間の安全保障無償資金協力「ハバナ市セントロ・ハバナ区障害者施設改善計画」及び
「ハバナ市ロス・シティオス地区福祉施設設備改善計画」完成式の実施
2012年7月2日

● 6月29日(金)午前11時から,キューバ全国盲人協会(ANCI)セントロ・ハバ ナ支部において,草の根・人間安全保障無償資金協力案件である下記の2つのプロジェクトの完成式が実施されました。完成式には西林万寿夫大使,マリア・エレナ・サンチェス人民権力議会セントロ・ハバナ区第一副議長他キューバ側関係者,そしてプロジェクトの実施機関である国際NGO「平和,非武装,自由運動」のボルナ・ホセ・フラトビッチ代表が出席し,裨益者であるANCI会員による音楽演奏が行われるなど賑やかな式典となりました。式典後,西林大使は他のプロジェクトサイトである,キューバ身体障害者協会(ACLIFM)セントロ・ハバナ区支部及びロス・シティオス地区の老人ホームを訪問しました。
● 日本はキューバにおいて、1998年の開始以来,これまで77件の草の根償資金 協力プロジェクトに署名しており,実施が完了したのは今回で62件目です。
● 草の根・人間の安全保障無償資金協力はその名が示すとおり,個人及び地域に密着し, そのコミュニティーの開発上の様々なニーズに,迅速かつきめ細かに対応できるように創設されたスキームです。日本国政府は今回の身体障害者やお年寄りといった社会的弱者への支援を通じて,彼ら直接の裨益者及びその家族,施設関係者及び近隣住人も含めたコミュニティー全体の生活の質の向上や発展に貢献できたことをうれしく思います。
<各案件の概要>
1. ハバナ市セントロ・ハバナ区障害者施設改善計画
供与額: 46,358ユーロ
概要:セントロ・ハバナ区にある「全国盲人協会(ANCI)セントロ・ハバナ区支部」及び「キューバ身体障害者協会(ACLIFM)
セントロ・ハバナ区支部」事務所改善の為の改修工事及び機材整備を行う。


式典で挨拶をする西林大使 ANCI会員による音楽演奏
2.ハバナ市ロス・シティオス地区福祉施設設備改善計画
供与額:60,514ユーロ
概要:セントロ・ハバナ区のロス・シティオス地区にある老人ホーム・デイサービス施設の修復と設備改善のために改修工事
及び機材整備を行うもの。


老人ホームで歓迎を受ける西林大使 キューバ身体障害者協会での説明の様子
在キューバ日本国大使館
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