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経済協力

草の根文化無償資金協力「スポーツ応用科学研究センター機材整備計画」署名式の実施

2014年3月7日



●4日,在キューバ日本国大使館にて,佐藤博史駐キューバ日本国大使とアントニオ・エドゥアルド・ベカリ・ガリード「マヌエル・ファハルド」体育大学学長の間で,「スポーツ応用科学研究センター機材整備計画」(総額:91,583ユーロ)の署名が行われました。

●本件は,同大学内に設立されるスポーツ応用科学研究センター内の生理学部門,心理学部門及び生物力学部門に対して研究機材を配備するものであり,本件を通じて,キューバにおける科学的研究結果に裏打ちされた各種競技のトレーニング方法・指導法の確立やスポーツと医療の連携が促進され,キューバの国際大会等における更なる成績の向上と国内のスポーツへの大衆参加とそれを通じた国民の保健の増進に繋がることが期待されます。

●日本とキューバは,これまでスポーツの幅広い分野において協力・交流を行ってきましたが,昨年は,3月に日本で開催された第3回WBCのためにキューバ野球のナショナルチームが訪日しただけでなく,5月には現在2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会会長を務める森喜朗元総理大臣一行が当地を訪れ,9月にはフリオ・クリスティアン・ヒメネス・モリーナ・スポーツ・レクリエーション庁長官が訪日する等,ハイレベルの交流も活発化しており,2020年の東京五輪開催を見据えて,今後両国間のスポーツ交流が益々強化されることが期待されており,本件プロジェクトはその一環として位置づけられます。

●また,本年は,両国の最初の交流として1614年に侍,支倉常長率いる使節団がキューバを訪れてから400年の記念すべき年であり,年間を通して各種記念行事が実施される予定ですが,その文脈においても本件協力は重要な意義を有しています。

●なお,本件協力は草の根文化無償のスキームで実施されるものであり,日本政府としてキューバにおいてはこれまでに,「アジアの館に対する視聴覚機材供与」,「キューバ音楽協会に対するピアノ輸送費補助」,「囲碁交流センター「日本キューバ友好館」整備計画」といった協力を実施してきました。


     

署名式の様子






在キューバ日本国大使館
経済協力班
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